代表のブログ
亀 鶴

横浜に 住んでいる 孫から 手紙が 来ました。孫が 幼稚園で 作った「鶴と亀」の 絵が 入っていました。9月19日は、「敬老の日」だったのです。
以前は 9月15日が「敬老の日」でしたが、2003年から 9月の第3月曜日に 変わりました。長い間、「敬老の日」 = 9月15日だった 昭和の人間**としては あまり なじみが なく*3 つい 忘れてしまいます。今、9月15日は、「老人の日」として 残っています。
ところで、「老人」とは 何歳からでしょうか。 法律的な 決まりは ないようです。 健康保険では 65歳以上が 高齢者として 扱われます*4。老人(=シニア)には、たくさんの 特典*5が あります。 電車や バスで 席を ゆずられる ことも あります。自分が 老人扱いされるのは、うれしいような、悲しいような 複雑な 気持ちです。
* 鶴と亀は、寿命が長くて めでたい動物として 知られている。 ※めでたい=うれしくて、よろこびたくなる ようす
** 昭和の人間: 昭和(1926年〜1989年)生まれの人。
*3 なじみが ない: 慣れていない
*4 特典: つごうがよい とくべつな扱い
*5 扱う: 人に 合わせた行動をする
日本語で楽しく話しましょう!
学習内容
B クラス 『日本語 初級 ① 大地』
☆ 21 課 p.138 〜 p.142
▷復習 S1たら、 S2
<仮定条件を表す。S1が成立した場合に、S2が成立する>
〔例〕「焼きそばの 作り方」の手順
1. フライパンを 中火で あたためたら、ほぐした麺を 炒める。
2. 約5分間 炒めたら、麺を おさらに 入れる。
3.〜 省く
〔例〕雨がふっても、サッカーをします。 (⇔ 予想:サッカーをしない)
[ 練習3-1, 3-2, 3-3, 3-4 (p141, p142) ]
C クラス 『日本語 初級 ② 大地』ようげ
☆ 35 課 p.77 〜 p.82
▷復習
- {V-る/V-ない}ように、S
<Vで示された状態を目指して、Sの動作を行うことを表す>
<※ Vは 可能形、{わかる・見える}など可能の意味を持つ動詞、ない形など無意思動詞>
〔例〕あした、寝坊しない ように、今夜は 早く 寝ます。
- {V-る/V-ない}ようにしています
<努力して、習慣的に{行う/行わない}ように していることを表す>
〔例〕毎日、11時に 寝るように しています。
- {V-るの/N}に S
<{用途や目的}を表す表現>
〔例〕図書カードは 本を 借りるのに 必要です。
- V{にくいです/やすいです}
<「Vにくい」は{動作Vを行うのが簡単ではない/なかなか Vしない}という意味>
<「Vやすい」は{動作Vを行うのが簡単だ/容易に Vする}という意味>
〔例〕この本は 字が 小さくて 読みにくいです。
ガラスの コップは 割れやすいです。
C秋 クラス 『日本語 初級 ② 大地』
☆ 42 課 p.122 〜 p.124
▷謙譲語
<話し手が 自分自身の動作を低めることによって、動作の 受け手に 敬意を表す表現>
▷謙譲動詞
<元の動詞とは 全く異なる形になる 特殊な動詞>
〔例〕A: あした、何時に うちへ 来ますか。
B: 3時に うかがいます。
[ 練習2-1, 2-2 (p123) ]
▷{お/ご}Vします
<① {1/2} Gr の動詞は 前に 「お」をつけて、「する」→「します」に 変える>
<② 3 Gr の{説明する、連絡する}などの動詞は 前に 「ご」をつけて、「する」→「します」に 変える>
〔例〕①てつだいます→ おてつだいします
②みせます → おみせします
[ 練習3-1, 3-2 (p124) ]
▷使いましょう【 1 】 入学試験の面接 (p124)
[ 練習 ]
D1 クラス 『中級を 学ぼう 前期 第2版
☆ 5 課 p.72 〜 p.80
▷復習
-V-つつある <書き言葉。変化している途中であることを 表す>
〔例〕大型の 台風が 東海地方に 近づきつつある。
-Nを中心に <Nを基点にして>
〔例〕豊田市は トヨタ自動車株式会社を 中心に 発展してきた。
▷V-たところに {ある/ない} <場所 に>
〔例〕まっすぐ行ったところにトイレがある。
[ 基本練習⇒ 応用練習 (p79) ]
▷V-たところで、V(行動) <場所 で>
〔例〕階段を 下りたところで、待っています。
[ 基本練習⇒ 応用練習 (p79) ]
▷「意志動詞・無意志動詞」の整理
<①意志動詞=その{動作・行為}を自分でコントロールできる>
<②無意思動詞=その{動作・行為}はコントロールできない>
〔例〕①いつか自分の会社を作りたい。
先輩に 仕事について 相談しようと思っている。
〔例〕② [無意志動詞の例] ある・分かる・できる・行ける・見える・(雨が)降る・(風が)吹く
ここから海が見える。
[ 初級復習(cf.大地 35課)--⇒ 基本練習 1⇒ 基本練習 2 (p80) ]
☆ 道案内の会話 みん日 5課「どう行ったらいいでしょうか」
[ 星ケ丘略図を使って応用練習 ]
D2 クラス 『みんなの日本語 中級 Ⅰ 』
☆ 8 課 p.101 〜 p.103
【文法・練習】
▷復習: [ 応用練習 ]
- 文法1 ①S1あいだ、S2
<S1が継続しているときに同時にS2も継続していることを表す>
〔例〕夏休みのあいだ、ずっとバイトをしていた。
②S1あいだに、S2
<S1が継続しているときに、一つの出来事S2が発生することを表す>
〔例〕夏休みのあいだに、家族全員でキャンプに行った。
- 文法2 ①S1まで、S2
<S1は、継続する{動作・状態}S2の最終的な期限を表す>
〔例〕11時半まで、日本語の勉強です。
② S1までに、S2
<S1は、1回の出来事S2の期限を表す(=S1より前にS2が発生することを表す)>
〔例〕12時までに、帰ります。
▷文法3. V-た N
<①{動作・変化}が終わった結果の状態を表す「V-ている」がNを修飾する場合、「V-た」も使われる>
〔例〕① メガネをかけている田中さん = メガネをかけた田中さん
<②動作の進行中を表す「V-ている」がNを修飾する場合は、「V-た」に変えると別の意味になる>
〔例〕② 本を読んでいる田中さん ≠ 本を読んだ田中さん
[ 導入⇒基本練習⇒応用練習 ]
▷文法4. Nによって…
<Nの種類に対応して「…」に多様な変化が生じることを表す>
<※「…」には、「違う」、「変わる」、「さまざまだ」などの述語がよく使われる>
〔例〕好きな食べ物は、人によって違う。
[ 導入⇒基本練習⇒応用練習 ]
総合 クラス 『オリジナル教材』
☆ にほんごなんか恐くない
▷「申し上げます」、「いたします」の使い方。
<①「申し上げる」は、相手がある場合に使う。言わせていただきますの意>
<②「いたします」は、自分だけでするときに使う。相手への強い気持ちは伝わらない。>
〔例〕①感謝申し上げます。
②反省いたします。
▷「参る」、「伺う」はどう使う。
<目上の人には、「参る」も「伺う」も 謙譲語として使うことができる>
<「参る」は 古めかしい表現だが、聞き手に対して改まった気持ちを示す場合は適切>
▷「ご自愛」は目上に使いにくいのか?
・「自愛」とは、自分を大切にすること。
・「ご自愛ください」は 伝統的な尊敬表現で、失礼ではない。
・2010年代になって、新しい用法が広がっている。
→ネットなどで、 「自愛」を 「自分に ごほうびを あげる」という意味で使うことが増えている。
(例:ご自愛スイーツ、ご自愛コスメなど)
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