
3月3日は 「桃の節句*」--ひな祭り**--です。 ひな祭りでは 桃の花を かざります。
でも、桃の花が 咲く のは 3月の 終わり頃から です。 どうして 違いが 生まれるかというと、もともと 「桃の節句」は 旧暦(=月が 地球の まわりを 一周する 時間を 基準に している)で 3月3日と、きめられていたからです(今年の カレンダーだと 4月14日に なります)。
今の季節は、 赤や白、ピンクの 梅の花が、早春*3の 太陽に 光り輝いて、とても きれいです。
梅の花は、いい 香りが します。目を 閉じて いても、花を 感じる ことが できます。
あなたも、梅見*4を してみませんか。
* 桃の節句:3月3日の 女の子の 祝いの 日。ひな人形や ももの 花を かざって 祝う。 (参考) 男の子の 祝いの日は 5月5日「たんごの&ruby(せっく){節句」
** ひな祭り:3月3日に、ひな人形を かざり、 ももの花や 白酒などを そなえる 祭り。女の子の しあわせな 成長を 祈る、古くからの &ruby(ぎょうじ){行事。
*3 早春:春の はじめ。
*4 梅見: 美しい 梅の 花を みて 心を 楽しませる こと。
日本語で楽しく話しましょう!
学習内容
A秋 クラス 『日本語 初級 ① 大地』
☆ 7 課
▷ A-い、Na の違い

▷ 色、味の 形容詞を 使った 練習。
〔例〕味の形容詞 あまい からい にがい すっぱい うまい
色の形容詞 しろい あかい くろい あおい
▷ どんな N ですか。
〔例〕A: きのう、スマホを 買いました。
B: どんな スマホ ですか。
A: くろい スマホ です。
▷ どうですか。
〔例〕A: その スマホは どうですか。
B: べんり です。
▷ 練習もんだい(まとめ)
A クラス 『日本語 初級 ① 大地』
☆ 13 課
▷ Nが ほしいです。
<何かを 自分のものとして もっていたいという願望を表す表現>
〔例〕時間が ほしいです。
▷ V-たいです。 練習 2-1 (p83)
<ある動作をしたいという願望を表す表現>
〔例〕柔道を ならいたいです。
▷ 「ほしいです」 「V-たいです」の活用
▷ 人類最後の日に 何を したい? なにを したかった?
[ BOR*後、発表 ]
* BOR: ブレークアウトルーム=少ない人数のグループに分かれて、 そのグループの なかで 話したり、練習したりする。
B秋 クラス 『日本語 初級 ① 大地』
☆ 15 課
▷ V-てください。 練習 2-2, 2-3 (p95)
<聞き手に {指示/依頼} する表現>
〔例〕Aさん、 プリントを コピーしてください。
▷ V-てください。 練習 3 (p96)
<聞き手に勧める表現>
〔例〕どうぞ、たくさん たべてください。
▷ V-てくださいませんか。 練習 4 (p96)
<丁寧な 依頼の表現>
〔例〕すみません。漢字を 教えてくださいませんか。
▷ 言葉の説明
推薦状: 自分がよいとおもう人を 他の人や学校・会社などに 勧める文書
参考書: あることを調べるときに、参考として使う本。特に、教科書と同時に使う学習用のもの。
▷ V-て います。 練習 5-1 (p97)
<動作Vが今進行中であることを表す>
[ 場面: パーティ: 状況を言う ]
〔例〕キムさんは 歌を 歌って います。
B クラス 『日本語 初級 ① 大地』
☆ 21 課 p. 138, p. 141
▷ S1( Pl )たら、S2。 <仮定条件> [ 復習 ]
〔例〕仕事が ひまだったら、早く うちへ 帰ります。
▷ S1( Pl )たら、S2。 <確定条件> [ 復習 結合練習 文作り ]
〔例〕仕事が 終わったら、電話してください。
▷ S1( Pl )ても、S2。 <逆接条件> };
[ 導入→ 変換練習→ 練習 ] 結合練習 練習 3-1 (p141)
<S1のもとで 当然 起こると予想される結果とは逆のことが、S2で 起きる>
〔例〕チケットが 高くても、コンサートへ 行きます。
C秋 クラス 『日本語 初級 ② 大地』
☆ 27 課
▷ S( Pl )んです。[ 復習 ]
<状況を説明する> 練習 1-1, 1-2, 1-3
〔例〕(遅刻して) 電車が 遅れたんです。
<状況の説明を求める> 練習 1-4, 1-5
〔例〕いつ海外旅行に 行くんんですか。
▷ S( Pl )んですが、S2。 練習 2-1, 2-2. (p28, p29)
<相手に何かを依頼したり、許可やアドバイスを求めるときの前置きとして>
〔例〕来週 出張なんですが、 いいホテルを 教えてください。
▷ 疑問詞+V-たらいいですか。 練習 2-1 (p28)
<相手にアドバイスを求める表現>
〔例〕来月 友だちの結婚式なんですが、 何を着;たらいいですか。
▷ V-たらどうですか。
<相手に その動作Vを 勧める表現>
〔例〕黒いスーツを着たらどうですか。
▷ V-て いただけませんか。
<相手に 何かして欲しいことを丁寧に依頼する表現>
〔例〕先生、 同窓会に出席して いただけませんか。
▷ V1-ながら、V2。
<同じ人が 動作V2をするときに同時に動作V1も行うことを表す>
<時制--非過去、過去--は V2で 表す>
〔例〕テレビを 見ながら、ご飯を食べます。
▷ 友達の会話 (p29)
▷ 漢字の読み
D クラス 『みんなの日本語 中級 Ⅰ 』
☆ 7 課
話す・聞く 「 楽しみにしています・遠慮させてください 」
▷ 会話1 楽しみにしています
▷ 会話2 遠慮させてください
総合 クラス 『オリジナル教材』
☆「腹・胸・懐・足・身・息」を使った慣用句(= 二つ以上のことばが結びついて、特別の意味をあらわすようになったことば)
N1/N2レベル +α
〔例〕腹 自腹を切る
必ずしも自分が負担する必要のない経費などを、自分の金で支払う。「自腹を切って会社の備品を買う」
胸 胸に迫る
ある思いが強く押し寄せる。感動する。「万感 (=一時に心に浮かぶ種々さまざまな感情) 胸に迫る」
懐 懐が暖かい
ちょうどそのときに持っている 金がたくさんある。「思わぬボーナスで懐が暖かい」
足 足が遠のく
今まで よく行っていた所に行かなくなる。「両親が死んでからは、実家へは すっかり足が遠のいた」};
身 身を粉にする
労力を惜しまず一心に仕事をする。「会社再建のため身を粉にして働く」
息 息が詰まる
緊張しすぎて、息苦しくなる。「試験会場の息が詰まるような雰囲気」
☆ 文化庁「国語に関する世論調査」国語は乱れている?
→ 言葉は変わっていくもの。先回の「気のおけない」等
▷ 新しい言葉 ○○活 ○○ハラ アラ〇~等々
〔例〕○○活 : 就活(就職活動)
終活(人生の後半戦を楽しみ、自分の望む最期を迎えられるように、元気なうちから準備をすること)
○○ハラ: セクハラ(セクシャル・ハラスメント) モラハラ(モラル・ハラスメント) パワハラ(パワー・ハラスメント) アカハラ(アカデミック・ハラスメント)
アラ〇 : アラフォー(40歳前後--around forty--を意味する俗語(=ふだん使われている話しことば。あらたまった文章や会話では使われない、くだけたことば)
アラサー(30歳前後--around thirty--を意味する俗語)
▷ 誤用(=間違った使い方)が過半数(=全体の半分を超える数)の慣用句 意味の変化
〔例〕浮足立つ (❌ 誤用されるときの 意味)
◯ 「不安や恐れで落ち着きを失う」「今にも逃げ出しそうになる」
❌ 「ウキウキした気分、精神や気分などが高まる様子」
〔例〕手をこまねく (❌ 誤用されるときの 意味)
◯ 「何もしないで傍観している(=そばで ながめている)」
❌ 「準備して待ち構える(=用意をして目的のものが来るのを待つ)」
〔例〕雪辱を晴らす(?)
雪辱;過去の戦いで負けたことによる恥や失った名誉を 取り戻すという意味
晴らす:不快な気持ちや疑いを取り去るという意味
正しくは 雪辱を 果たす
屈辱*を 晴らす
* 屈辱: あいてのいきおいや 力に おさえつけられて、受ける 恥
▷ 気になる敬語 昼食はもう頂かれましたか? 等
⇒ 昼食は もう 召し上がりましたか*。
* 「食べる」の敬語表現の詳しい解説⇒クリック
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